東方日常和
天願10年 5月半ば、この時期は夏のシーズンの東の国_______________
「暑わねぇ。なにか冷たい物は無いのかしら?」
「悪いなぁ霊夢、生憎何も持ってきて無いんだ」
っと、呟くのは魔理沙だ
ごく普通の魔法使いで、よく試作品の薬瓶や魔法を私に試して見てるみたい。なぜ私が被験者にならなくちゃいけないのよ
そもそもなぜ私に試そうするのかが不思議で、それを魔理沙に聞くと
『霊夢しか、試す他なくなぁ。アリスはまず幻想郷の日記に夢中になってるし、パチュリーはまず受け付けてくれないもん』
ある意味、パチュリーの気持ちは分かるかも
でも元々は敵同士だったはずなのに、懐かしいものだわ
『あんた誰よ、そこをどきなさい』
『魔理沙だせ!っといってもどきたければ、私を倒してからだぜ!』
_______________まぁ色々と、あったおかげかいつの間にか仲良くなってるわ。自己紹介遅れたわね
私は博麗霊夢、博麗神社の巫女をやっているわ。毎朝、神社周辺をお掃除してるけど一向に、お金がたまらないわ
確か、以前に神奈子からでかいお賽銭がでたけど。薄まって来てるような気がする
「お!幽々子と紫じゃないか!今日はどうしたんだ?」
「今日は霊夢と会いたくてきたのよ」
「ほら!外の世界からあいすくりーむっていうのかしら?それを持ってきたわよ」
よく近くに幽霊が浮遊していて、近くに居るだけでひんやりする幽々子よ
それと、よくスキマを使用して、色んな所へ行けるたり不思議な形をした物を良く持ってくるのが八雲紫
「こんな蒸し暑い中で、冷たい物を持ってくるなんて嬉しいわ」
私は直ぐにアイスクリームに触ると、幸福感に包まれた感覚にいた
「あぁひんやり〜」
手に触った瞬間、つんと来たあとに冷たい感覚が、最高!
このアイスクリームは懐かしいわね。私が外の世界にいた時にたまたま、食べてた記憶がある
「えぇ」
もう待ちきれない!私は直ぐにアイスの蓋を開けて、パクパクとかき集めように食べた
「霊夢もいきなりはヤバいだろう」
魔理沙がそう言った直後に、頭に響くような感覚に襲われた
「でもこれがアイスの醍醐味ってやつね」
「じゃ、私はチョコレート味のアイスクリームを頂くぜ!頭をフルに使ってるからな、脳の補給だぜ!」
私はアイスクリームはいいけど、甘ったるいのは苦手なんだよなぁ……よく魔理沙は食べれるものね
「もぐもぐ……所で何故、アイスがあと2つあるんだ?」
魔理沙はまるで、もうひとつ食べたいって感じね
「これは、妹紅さんと妖夢さんの分よ」
紫は、抹茶味と代表的のバニラ味の2つを取り出した、が……幻想郷とは異なる字で読むことが出来ない。だが昔、食べていたアイスと似ていたので、何となく分かる気がする
「紫、また貴方はスキマを利用して、独り占めしようとしてるでしょう。もぅ〜」
「またまたぁ〜!幽々子ったら、直ぐに私をいじってくるんだから」
っと笑いながら紫は言った
「妹紅さん!皆さんが待っていますよ!」
「妖夢、まぁまぁ1回落ち着けって」
「それじゃ、日が暮れてしまいますよ!」
っと、緑の服を着た少女が、半身半霊の少女妖夢だ
そして白い服で、ロングヘアの不死身の少女が妹紅だ
「よう!魔理沙!久しぶりに会うな!」
「妹紅!久しぶりだぜ!でもどうして呼ばれたんだ?」
確かに不思議だ。妹紅は月の都で用事があるって言って来れなかったはず
「あぁ、その件は月のうさぎ達に任せてあるから大丈夫だ!」
「でも凄いなぁ!妹紅!妹紅が月の都の参謀長官として、任命されるとは」
「月の正規軍の准将を務めて、月の都を守る仕事をしてるけど、基本的に暇だからなぁ」
ちょっと、解説に入るけど、准将(じゅんしょう)とはアメリカ陸軍の将軍の1つで
大佐より上で、少将より下である
「今日は有給を使って、皆に会いに来たからな」
「それは頼もしいわ、こうやって話せる自体が嬉しいもの」
幽々子が嬉しいそうに返事をした
「全くだぜ幽々子!さぁ皆おいで!」
魔理沙が手を振ると、何と博麗神社の裏に隠れていた皆が来たのだ
「魔理沙!これはどういう事よ?」
「霊夢はもう忘れてしまったのか?」
にやっとした顔で魔理沙は大きく声をあげた____
次回に続く