プリンセスコネクト 〜復讐の進撃〜
闇の支配者は、バルバナ中に疫病の如くに苦しみ、荒廃させたわ
私たちが故郷に対する非情極まりない侵略は、老若男女に問わず、次々と仲間たちの命を奪って行ったわ
指揮官の傲慢さは、兵士たちの残虐さに繋がる
これは、闇の支配者バルデックス占領下のエリグリーングラード…
あの暗黒の日々の事よ。
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「はぁ…うん…はぁん…」
無数に転がる死体、カラスが目の前に止まる
意識が朦朧としてて、体が動かない
私たちの仲間たちが目の前で、生きていたが、バルデックス軍は容赦をしなかった
動いている者は、頭や心臓に数発打ち込んで、徹底的に殺した
(もうやだよぉ…こんな目の前で殺されるなんて…)
復讐
1942年 9月17日
コッコロ
第62歩兵部隊_____
私は頑張って、体を這いずり噴水の外に出ようとした瞬間、何者かが動いた
(生存者…?)
「シー…」
「手を貸してくれるかしら?」
「言う通りにすれば、この虐殺に報復ができるわ」
私たちの噴水の反対側まで這いずり進んだが、上空はもはやバルデックスの戦闘機が飛び回っていた
「申し訳ないんだけど、手を怪我してるから狙撃ができないわ。代わりにやってくれるかしら、コロ助?」
「わかりました。キャル」
「私のライフルで持って通りを見て」
キャルのマルカライフルを借りて、通りを偵察した
「あのやつ…!あのクソ野郎がエリグリーングラードを破滅させた元凶、マルハシュタイナー将軍よ」
スコープで確認してみると、たしかにシュタイナー将軍が車から降りてくるのが分かる
「男、女、子供…容赦なく奴は殺した。ここだけでなく、故郷全土でね」
しかし、9時方向、12時方向、3時方向に、敵がいるためこれはリスクが高すぎる
「ほらコロ助弾よ、でもまだ撃たないで」
「迂回して、後を追うわよ」
私と、キャルは見つからない用に数十メートルある建物に入った
その建物はもはや、ボロボロになってしまい瓦礫や、椅子などが散乱してしまっている
「懐かしいわね、コロ助…」
「えぇ、キャルさん、ここは仲間と一緒に楽しんでいたバーですもの」
「ペコリーヌも、3日も消息不明になってしまっているし」
そう悲しげにキャルは言った
(惨いすぎる…どうして、ここまでやる必要があったんだろうか?)
「からなず、報復してやるわ…!」
ふと、よく見ると一緒に飲んでいたワインがあった、私はその空のワインをバックにしまい込みキャルについて行った
_____バルディバー・地下貯蔵室
「ここよ、ここにエリグリーングラードの地下道に繋がっているのよ」
「私はそんな秘密は知らなかったです」
「あぁ、これは私とペコリーヌのみしか知らないわ」
「だって私たちの秘密の通路だもの」
まぁ、この薄暗い所で、行けたものなんですね
「さぁ、鍵を開けていくわよ」
ガチャ!と響く音が聞こえ、地下通路のドアを開いた
私はナイフとマイベイM224ピストルを装備して、薄暗い地下通路に入った_____
エリグリーングラード・第2地下通路
水の爛れ堕ちる音を気にしながら前と進むと、ふと人影が見えた
「しっ!静かにして、もしかしたらもうここに敵が入っているかもしないわ」
「うぅ〜、お腹すいたぁ〜、キャルちゃんとコッコロちゃん何処にいるんだろ〜」
この声の主はまさか!?
「その声は、まさか!ペコリーヌ!」
「あ!キャルちゃんとコッコロちゃんだー!会いたかったよぉ〜」
「ご無事だったのですね!ペコリーヌさん!」
「うん!平気だよ!ただお腹がすいちゃって〜」
「たくっ!3日も消息不明になっていたから、もういなくなってしまったっと思たわよ!」
「あぁ、ごめんね!あの襲撃を食らってバラバラになってしまったの」
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1942年 9月14日
ペコリーヌ
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「まさか、私たちの居場所はもうバレてしまったですか!」
「悪わね、ペコリーヌ、私の魔法で消せるかとおもったらダメだったわ」
相手はバルデックス軍、魔法ではなく、最新兵器で覆そうとしている
そう思ってる途端_____
「うわわぁああぁ!!」
真上から、迫撃砲が当たり建物はもろとも崩れ、私は下に落ちてしまった
「ペコリーヌっっ!!」
爆発が耳に響き、私は爆風の影響で意識を失ってしまった
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「あっ……あれ?」
ここは何処?何かの建物の地下みたい、よく見ると弾薬とマナ保管室かな
「あれ?皆さん!皆さんは何処にいるんですか?」
声掛けたが誰も居ない、恐らくはあの迫撃砲の影響で、撤退してしまったんだ